夏のスキンケア

スキンケア

夏は紫外線が強く、肌ダメージを受けやすい時期。

1年間の月の平均値を見ても、7月と8月が一番紫外線が強いことがわかります。
年々、紫外線量は増加傾向にあり、その影響で肌や身体に負担がかかり、さまざまな悪影響をもたらす可能性があります。

1年中UVケアは必須ですが、夏の紫外線量が増えるため、特にUVケアは重要となります。
ほかにも、乾燥やべたつき、ニキビなどのさまざまな肌トラブルに悩まされる時期ですが、悩みに合わせたスキンケアを見つけ、美肌を目指していきましょう。

日焼け

紫外線のダメージで最初に起こるのは日焼けです。
日焼けは火傷と同じであるため、通常のスキンケアだと刺激を感じてしまう場合があるので、低刺激の化粧水やシンプルケアで保湿しましょう。

日焼け後に赤く火照った肌の保湿には ⇩

  • アロエベラ(鎮静効果)
  • ワセリン(水分保持)
  • クレイパック(抗炎症作用)

べたつき、脂性肌

汗や皮脂によるべたつきは、放っておくと皮脂が酸化し、角栓や毛穴の黒ずみの原因になります。
ただし、油分が気になるからと洗いすぎによる皮脂の落としすぎや、保湿不足は肌の乾燥を招くので注意が必要です。

脂性肌やべたつきが気になる人には ⇩

  • オイルクレンジング
  • クレンジングバーム
  • ピーリング
  • 酵素洗顔

テカリ

洗いすぎや保湿不足により肌の水分量が低下すると、乾燥を防ぐために皮脂が過剰に分泌されることが原因でテカリが生じます。
乾燥させないことやホルモンバランスを整えることが、テカリを解消させるために大切なことです。

テカリを抑えたい人には ⇩

  • セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸などが配合された保湿アイテム
  • 化粧水をたっぷり使う(肌の水分不足解消のため)
  • 日焼け対策
  • 皮脂吸着成分配合のフェイスパウダー
  • 糖化させない食生活・生活習慣

ニキビ

皮脂の分泌量の増加、酸化汚れや雑菌の繁殖などが夏にニキビができる原因です。
ほかにも、紫外線ダメージや乾燥、ターンオーバーの乱れも要因のひとつです。

夏のニキビ肌が気になる人に ⇩

  • グリチルリチン酸・サリチル酸・ビタミンC誘導体などが配合されているもの(抗炎症作用)
  • ノンコメドジェニック処方のもの
  • ビタミンCやリコピン、ポリフェノールの摂取(抗酸化作用)

毛穴の詰まり・黒ずみ

過剰な皮脂分泌や角質肥厚、ターンオーバーの乱れなどが原因です。
そして、その毛穴に詰まった角栓が酸化し、黒く変色した状態が毛穴の黒ずみとなります。
角栓の詰まりや開きを改善することが、黒ずみの改善にも繋がります。

毛穴の詰まり・黒ずみが気になる人 ⇩

  • ビタミンC誘導体・サリチル酸などが配合されているもの(抗酸化作用)
  • グリコール酸が配合されているもの(角質ケア)
  • 収れん効果のある化粧水
  • 美容オイルで毛穴のマッサージ
  • 糖化させない食生活

乾燥肌

冷房の影響による肌の水分低下や汗、紫外線、保湿不足などが原因です。
さまざまな要因によってバリア機能が低下し、乾燥肌を招いてしまいます。

夏の乾燥肌が気になる人 ⇩

  • 保湿をしっかり(水分と油分をバランス良く補う)
  • セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなど保湿力が高いもの
  • 日中の保湿ケア
  • べたつきが気になる場合は、テクスチャーが軽いもの
  • ビタミンAやビタミンB群などを摂取

メイク崩れ

汗や皮脂、乾燥が原因により、夏は特にメイクが崩れやすい時期。
肌のごわつきやざらつきもメイクノリを悪くし、ファンデーションがうまく吸着しないこともメイク崩れの原因となります。

メイク崩れが気になる人 ⇩

  • 保湿ケア(肌のベースを整えるため)
  • 皮脂吸着成分の下地・フェイスパウダー
  • スキンケア後すぐにメイクをしない
  • 余分な油分をスポンジで吸着

夏は高温多湿の環境のため、ほかの季節に比べると皮脂や汗の影響によるべたつき、冷房による乾燥によってメイクが崩れやすい時期です。

崩れにくくするには、肌状態を整えておくことが何よりも大切なことです。
スキンケアによって肌の土台をしっかりしておくことで、肌荒れなどの悩みを改善できるだけでなく、メイクを崩れにくくしたり、メイクノリを良くしてくれる効果が期待できます。

ですが、夏のスキンケアでも注意しなければいけないことがあります。

しっかりスキンケアで保湿することが大切ですが、どんな化粧品でも良いという訳ではありません。
肌状態によって使っても肌に負担がかからない成分の化粧品を選びましょう。

夏のスキンケアで注意が必要な成分

  • エタノール、メントール
    ⇒乾燥肌や肌が敏感な時は刺激になる。
  • 合成香料・合成着色料
    ⇒刺激になる可能性がある。
  • 界面活性剤
    ⇒洗浄力が強い。必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥肌や肌荒れの原因になる。
  • 酸化防止剤
    ⇒刺激になる可能性がある。

こういったデメリットな成分もありますが、メリットもあります。

  • エタノール・メントール
    ⇒収れん効果があり、脂性肌やべたつきが気になる人におすすめ。
  • 合成香料・合成着色料
    ⇒原料のにおいを和らげたり、発色良く見せることができる。
  • 界面活性剤
    ⇒乳化作用、メイク汚れ、泡立ちなど、洗浄に必要な働きを促進。
  • 酸化防酸止剤
    ⇒化粧品の酸化、劣化を防ぎ、安定した品質保持ができる。

夏は特に肌状態を見極めなければいけない時期です。
丁寧なスキンケアでデリケートになりがちな夏の肌を整えていきましょう。

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