日焼け対策のために、毎日のUVケアはとても重要となります。
ドラックストアや化粧品取扱店など、様々な場所でたくさんの日焼け止めが販売されていますが、同時にUV効果のある化粧下地も数多く存在しています。
同じUV効果があるのなら一度で済ませたい人も多くいると思いますが、日焼け止めと化粧下地の違いってなんでしょう?
別々の方がいい?一緒でも大丈夫?の疑問を解決します。
日焼け止めと化粧下地の違いとは?
日焼け止めはもちろんですが、化粧下地にもSPF、PAの表記があればUV効果があります。
日焼け止めには紫外線から肌を守る働きがあります。
日焼け止めに含まれる”紫外線散乱剤”と”紫外線吸収剤”という紫外線防止剤が、紫外線から肌へのダメージを軽減させてくれるのです。
化粧下地には肌表面のトーンをあげたり、化粧のりをよくしたりする働きがあります。
肌色補正機能があるため、全顔に塗ると顔だけ浮いてしまうことも。
SPF50などUV効果の高い化粧下地もありますが、あくまで化粧下地は肌の補正をしてくれるもの。
紫外線対策には、色がつかないタイプの日焼け止めを使いましょう。
日焼け止めと化粧下地を両方使用することも可能です。
その場合は、日焼け止めを全顔~首に塗布し、馴染んだ後に化粧下地を5点置きし、部分的に広げて肌の補正をしましょう。
紫外線散乱剤とは?
紫外線を物理的に反射させ、肌の上で散乱させる成分。
成分表記には、酸化チタンや酸化亜鉛、酸化セリウムなどがあります。
UV-AとUV-Bのどちらからも守ってくれる効果が期待でき、パウダー状の成分が肌を均一に覆って肌表面に受ける紫外線を乱反射させ、肌への影響を防いでくれます。
崩れにくさと長時間効果の持続ができ、オールシーズン使用ができます。
肌への負担も少ないので、子供やデリケートな肌にも使用することができるのがメリットです。
敏感肌用として販売されている日焼け止めも、紫外線散乱剤を主成分にしています。
デメットは、伸びの悪さと白浮きしやすいところです。
水分と皮脂を吸着するため、乾燥を感じる場合もあります。
紫外線吸収剤とは?
紫外線を肌の上で吸収し、熱や赤外線などのエネルギーに変化・放出する成分。
成分表記には、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、オキシベンゾンなどがあります。
紫外線を吸収し、化学反応によって熱に置き換えることで肌ダメージから守ってくれます。
白浮きしづらさや粉っぽさがなく、使用感の良いところがメリットです。
また、紫外線吸収剤は紫外線カットの効果が高く、夏の紫外線が強い時期にも高い紫外線防御効果を期待することができます。
デメリットは、化学反応により刺激を感じたり成分が合わないなどの、肌に負担がかかることです。
紫外線防御効果が高い分、落としにくさなど肌への負担がかかるため、クレンジングはしっかり行う必要があります。
化粧下地、BBクリーム、CCクリームの違いは?
・化粧下地は、肌色の補正や肌表面をなめらかにしてくれるアイテム。
ファンデーションとの密着度を高めたり、透明感やツヤ感をアップさせ、肌悩みをカバーしてくれます。
ファンデーションのノリを良くし、肌色補正やUV効果、スキンケア効果が高いものが多く、肌を綺麗に魅せてくれます。
・BBクリームは、美容液・下地・ファンデーション・UVがひとつになったアイテム。
ブレミッシュ・バーム(傷の修復)の略称。
カバー力があり、化粧水のあとBBクリーム1本でベースメイクが完了するので、時短メイクにおすすめです。保湿力もあり、美容成分も配合されています。
・CCクリームは、下地・肌色の明るさをコントロールできるアイテム。
コントロール・カラーの略称。
ピンク系、グリーン系、パープル系などのカラーがあり、自分の肌悩みに合わせたものを選ぶことができます。
肌の気になる部分を目立ちにくくさせ、ナチュラルな仕上がりにしてくれます。
結局、なにを塗ればいい?
今は、化粧下地だけでなく、BBクリームやCCクリームにもUV効果のあるものが多くなってきていますが、基本的には日焼け止めと化粧下地(もしくはBBクリーム・CCクリーム)の両方を塗布することをおすすめします。
UVカット効果があるものを1本で済ませられると時短にはなりますが、日焼け止めと違い、下地は色味があるので、顔と首の色の差が出てしまうことがあります。
顔だけ浮いてしまうと不自然なメイクになってしまうので、色味がついた下地やCCクリームは全顔でなく、色むらや補正が必要なところに塗るようにするとバランスの良い素肌感へと仕上げてくれます。
肌のどの部分に着目しているかどうかで使用するアイテムが変わってきます。
素肌感やナチュラルな仕上がりにしたい場合は、化粧下地やCCクリーム+ファンデーション。
しっかりカバーしたい場合は、BBクリーム。
私は、全顔にファンデーションを塗るのが苦手なので、BBクリームをクリームコンシーラーの代わりとしてよく使います。
化粧下地で肌補正をして、BBクリームが気になるところをしっかりカバーしてくれるため、ファンデーションを塗らなくても肌を綺麗に魅せてくれるので、おすすめの組み合わせです。
日焼け止め、化粧下地のほか、BBクリームやCCクリームの使い方を紹介しましたが、種類が豊富なので自分の好きなブランドや使用感、成分、カラー、SPF値やPA値の高さなど、さまざまな条件で選び、お気に入りのアイテムを見つけていきましょう。
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