紫外線を浴びると肌に蓄積し、肌の老化に繋がります。
日焼け(サンバーン)、シミ、シワのほか、色素沈着や見た目の老化などにも影響があります。
肌トラブルだけでなく、紫外線を浴び続けることで細胞を傷つけ、免疫低下させることから皮膚がんの発生因子になる可能性もあります。
一度浴びた紫外線の影響は大きく、10~15分ほどの短時間でも毎日続くと紫外線が蓄積され、肌の炎症やトラブル、シミそばかすなどの肌の老化へと繋がります。
紫外線を浴びたあとの肌の状態
紫外線を浴びたあとの身体の影響
紫外線は、人体に大きく影響してきます。
全く日光に当たらないことは困難ですが、紫外線の影響による健康被害や肌トラブルを起こさないために、毎日の紫外線対策が重要となってきます。
紫外線と活性酸素の関係は?
活性酸素とは、呼吸によって取り込まれた酸素の一部が活性化された状態。
紫外線を浴びると活性酸素が発生し、肌細胞にダメージを与えます。
体内の酵素やDNA、たんぱく質などを攻撃して酸化させ、肌の乾燥やシワ・たるみの原因となり、肌老化や身体の劣化へと繋がります。
活性酸素の増える原因として、紫外線やストレス、喫煙、食品添加物、激しい運動、車の排気ガスなど、さまざまな要因が考えられます。
体内の活性酸素が増えすぎないように、抗酸化作用のある食材を取り入れたり、生活習慣を見直すことが大切です。
活性酸素の働きを抑えるには?
身体を酸化(サビ)させないように、日頃から意識するだけでも肌老化のスピードを減速させることができます。
紫外線は悪影響ばかりではない
適量の紫外線、ビタミンDの生成や骨を強化する作用、免疫力アップ、細菌やウィルスを殺菌する作用があります。
また、ストレス解消や集中力の向上効果もあるため、適度な日光浴は健康を守るために必要となります。
紫外線のこわさとは、肌が赤くなったり黒く焼けたりすることではなく、蓄積されて起こる光老化(肌老化)なのです。
過度に浴びると、上記にの説明にもあったように、肌の炎症やトラブル、皮膚がんなどの健康被害もあるので、紫外線の強さに応じて日々の紫外線対策をしっかり行っていきましょう。
メラニンの生成
紫外線を浴びると、メラノサイトからメラニンが生成されます。
本来なら、メラニン色素はターンオーバーで排出されますが、年齢やホルモンバランスの乱れによってメラニンの排出がうまくいかず、蓄積されてシミやそばかすになります。
今の時代、レーザーなどで手軽に治療できるようになりましたが、ダウンタイムを考えると日頃からメラニンを生成させないための工夫が不可欠です。
紫外線を浴びてしまった時は?
とにかく冷やす
どんなに対策をしていても日焼けしてしまうことはあると思います。
紫外線を浴びた肌は、軽い火傷をした状態。
炎症を起こしているので、まずは保冷剤や冷たいタオルなどで冷やしましょう。
広範囲の場合は、冷たいシャワーを当てることも効果的です。
保湿
肌の赤みやほてりが取れたら、しっかり保湿を行い、肌を保護します。
私の場合、うっかり日焼けしてしまった時は、市販のアロエジェルを使っています。
アロエには抗炎症作用があり、肌を修復してくれる働きを持っています。
その成分が配合されているアロエジェルは、保湿と修復を同時にケアができるのでおすすめです。
水分補給
日焼けしたあとは身体も脱水状態。
水分が奪われているため、お水などでしっかり水分補給しましょう。
弱アルカリ性のミネラルウォーターは身体への吸収率が高いため、日焼け後の水分補給に最適です。
ビタミン摂取
日焼け後の肌の回復を早めるために、抗酸化力のあるビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEを積極的に摂りましょう。
緑黄色野菜や果物、魚介、海藻のほか、サプリメントで補給することもおすすめです。
美白ケアを行う
シミを増やさないために、日焼けした後の3日間が特に大切です。
美白効果の高い成分が配合されているスキンケアで、集中的に美白ケアを行いましょう。
トラネキサム酸やセラミド、ヒアルロン酸、アルブチンなどの有効成分が配合されている化粧品が特におすすめです。ほかにも、美白効果が高い成分にビタミンC誘導体やコウジ酸があります。
紫外線とのつきあい方
紫外線の約8割が肌の老化に繋がると考えられていますが、ただ老化現象がこわいのではなく、肌と身体に与える悪影響の大きさを理解できたと思います。
避けることが難しく、常に向き合っていかなければならないものですが、事前のケアやアフターケアをしっかり行うことで、私たちの健康づくりに欠かせないものだと思います。
紫外線対策のアイテムを上手に利用して、紫外線が強くなる時期を乗り越えていきましょう。
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