なんだかだるい…その不調、もしかして「天気痛」かも?

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9月に入り、台風シーズンが本格化してきましたね。

ニュースで進路が報じられるたびに、「また台風が来るのか…」と身構える方も多いのではないでしょうか。

実は、この台風の時期は、頭痛、めまい、だるさ、関節痛など、体調不良を訴える人が急増します。

「天気が悪いと古傷が痛む」「雨の日はやる気が出ない」

そんな経験はありませんか?

これは、ただの気のせいではありません。気圧の変化が体に与える影響によって起こる、れっきとした体の不調です。今回は、その不調の正体と、9月の台風シーズンを健やかに乗り切るための、今すぐできるセルフケアをご紹介します。


なぜ?台風が引き起こす体の不調「天気痛」の正体

天気痛とは、気圧や気温、湿度の変化が原因で起こる体の不調の総称です。特に、台風のように急激に気圧が低下する時には、私たちの体は大きな影響を受けます。

気圧の変化が体に与える影響

私たちの耳の奥には「内耳」と呼ばれる器官があり、平衡感覚を保つ役割を担っています。この内耳は、気圧の変化を感知するセンサーでもあります。

台風が近づき、気圧が急激に下がると、内耳がその変化を敏感に察知し、自律神経に情報が伝わります。自律神経は、体のあらゆる機能をコントロールする神経なので、そのバランスが乱れると、以下のようなさまざまな不調が引き起こされます。

  • 交感神経が優位になる: 気圧の低下で興奮状態となり、頭痛や肩こり、イライラといった症状を引き起こします。
  • 血行不良になる: 自律神経の乱れは血管の収縮にも影響し、血行不良を引き起こすため、古傷の痛みや関節痛が悪化することがあります。

今すぐできる!台風の不調を乗り切るセルフケア

台風による不調は、完全に防ぐことは難しいですが、症状を和らげることは可能です。大切なのは、体が不調を訴える前に、日頃からケアをすることです。

【対処法】

  • 温める: 頭痛や肩こりには、首や肩を温めることが効果的です。蒸しタオルを当てたり、温かい飲み物を飲んだりして、血行を促進しましょう。
  • ツボを押す: 手のひらや足のツボを優しく押すことで、自律神経のバランスを整え、リラックス効果が期待できます。
  • ストレッチ: 軽いストレッチやヨガで体を動かすことも、血行を良くし、筋肉の緊張を和らげるのに役立ちます。

【予防法】

  • 規則正しい生活: 毎日同じ時間に寝て起きるなど、規則正しい生活を心がけることで、自律神経のバランスを整えることができます。
  • 適度な運動: ウォーキングや軽い筋トレなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。
  • バランスの取れた食事: マグネシウムやビタミンB群は、自律神経の働きをサポートする栄養素です。海藻類やナッツ類、魚などを積極的に摂りましょう。
  • リラックスタイムを作る: 湯船にゆっくり浸かったり、アロマを焚いたり、好きな音楽を聴いたりして、心身をリラックスさせる時間を作りましょう。

アプリを活用して「天気痛」を予測する

最近では、気圧の変化を予測し、体調が悪くなるタイミングを教えてくれるアプリも登場しています。これらのアプリは、気圧のグラフと体調の変化を記録することで、自分の不調パターンを把握するのに役立ちます。

「明日は気圧が下がるから、今日は早めに寝よう」 「もうすぐ雨が降るから、出かける前にストレッチをしておこう」

このように、事前に不調を予測して対策を講じることで、気分的な負担も軽減できます。


家族で実践!みんなで乗り切る9月の不調

ママ一人が不調を抱え込むのではなく、家族みんなで協力し合うことが大切です。

  • 子どもとのコミュニケーション: 子どもも大人と同じように、気圧の変化で不調を感じることがあります。朝、元気がないように見えたら、「頭痛くない?」「だるくない?」と優しく声をかけてあげましょう。
  • パパとの家事分担: 家事を一人で抱え込まず、パパに協力を求めましょう。「洗濯物を部屋干しにする」「晩ご飯はデリバリーにする」など、無理のない家事分担で、体を休める時間を作りましょう。

まとめ

台風の時期に感じる不調は、決して気のせいではありません。

その原因を知り、正しいセルフケアを実践することで、体の負担を減らし、心身ともに健やかに過ごすことができます。

「今日はなんだかだるいな」と感じたら、無理をせず、自分の体をいたわってあげてください。

家族みんなで協力し合って、この台風シーズンを乗り切りましょう。

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