【もう飽きさせない!】子供の長距離移動対策

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車・飛行機・新幹線別、パーフェクトガイド

夏休みやお盆、年末年始…家族みんなで出かける長距離移動は、楽しいイベントの始まりである一方で、「まだ着かないの?」「いつになったら降りられるの?」という子どもたちの呪文に、頭を抱えているお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。

特に小さな子どもたちは、同じ姿勢で長時間いることが苦手。
せっかくの旅行も、移動の段階で親子ともに疲れてしまってはもったいないですよね。

今回は、それぞれの移動手段の特徴を活かし、子どもが飽きずに快適に過ごせるための対策を徹底的に分析しました。
この記事を読めば、もう長距離移動は怖くありません。家族みんなが笑顔で旅を始められるヒントを見つけてくださいね。


第1章:車での移動編|「まだ着かない?」をなくす魔法の工夫

車での移動は、プライベートな空間なので、周囲に気兼ねなく過ごせるのが最大のメリットです。その分、子どもが飽きてしまうと、騒いだりぐずったりしてしまいがち。事前準備と休憩の取り方が鍵となります。

【事前準備】「特別なアイテム」で期待感を高める

  • サプライズおもちゃの小出し作戦事前に購入しておいた新しいおもちゃを、移動の途中で一つずつ小出しにしてみましょう。例えば、出発して1時間後に一つ、休憩後に一つ、といった具合です。「次は何が出てくるんだろう?」というワクワク感が、子どものモチベーションを保ちます。
  • お菓子ボックスの作成普段あまり食べさせないグミやラムネ、小分けになったお菓子など、子どもが喜ぶおやつを詰め合わせた「特別なお菓子ボックス」を用意しましょう。
  • 映像コンテンツのダウンロードタブレットやスマートフォンに、アニメや映画、教育系のアプリなどをあらかじめダウンロードしておきましょう。特にYouTube Kidsなどのオンラインサービスは、圏外になってしまうと見られません。

【車内での過ごし方】遊びと休息のメリハリを

  • 昔ながらのゲームを楽しむ車窓から見える景色を使って、しりとりや「赤い車は何台見つけられるかな?」ゲーム、都道府県クイズなど、アナログな遊びは飽きがこず、親子の会話も弾みます。
  • 耳で楽しむコンテンツ映像ばかりだと目が疲れてしまうので、オーディオブックや童謡、お話のCDなどもおすすめです。

【休憩の活用】立ち寄る場所にも工夫を

  • こまめな休憩を計画する大人にとっては「まだ早いかな?」と感じても、子どもは想像以上に疲れを感じています。2時間に1回程度の休憩を計画的に挟みましょう。
  • 遊べる休憩スポットを探すただのサービスエリアではなく、事前に遊具や広い芝生がある場所を調べておきましょう。車から降りて思いっきり体を動かすことで、気分転換になり、次の移動も乗り切れます。

第2章:新幹線での移動編|公共の場で迷惑をかけないスマートな対策

新幹線は、車内を自由に歩き回れるのが魅力ですが、周囲にたくさんの人がいるため、大声を出したり走り回ったりすることはできません。周りの乗客への配慮を忘れずに、子どもが集中できる環境を作りましょう。

【事前準備】快適な座席とアイテム選び

  • 座席選びの工夫可能であれば、最後尾の席や、多目的室に近い車両を選びましょう。子どもの声が気になったり、ぐずってしまったりしたときに、すぐにデッキに出られるので安心です。
  • 静かに遊べるアイテム音の出ないおもちゃや、バラバラになりにくいものがおすすめです。マグネット絵本、シールブック、お絵かきボード、知育ドリル(迷路や間違い探し)などが良いでしょう。
  • お菓子は小分け&静かに食べられるものを袋の音が気にならないように、ジップロックなどに小分けにして持っていきましょう。また、ボロボロとこぼれにくいグミやラムネなどがおすすめです。

【車内での過ごし方】静かな遊びをいくつか用意しておく

  • 「ミニおもちゃ箱」を自作する100円ショップのジップロックやポーチに、ミニカー、小さなお人形、ブロックなどを少しずつ入れておきます。小出しにすることで、子どもの集中力が途切れるのを防げます。
  • お絵かきや塗り絵B5サイズのスケッチブックや、水で描けるお絵かきシートなどは、場所を取らずに楽しめます。

【周りへの配慮】困ったときの最終手段も考えておく

  • 事前に約束をする「新幹線では大きな声を出さない」「走らない」など、出発前に子どもとルールを確認しておきましょう。
  • デッキを活用する子どもがどうしても泣き止まない場合や、大声を出してしまった場合は、すぐにデッキへ移動しましょう。

第3章:飛行機での移動編|高度な対策で乗り切る長丁場

飛行機は、長時間のフライトに加え、離着陸時の気圧の変化といった独特の環境があります。しかし、機内サービスや充実したアイテムを活用すれば、快適に過ごすことができます。

【事前準備】気圧変化と寒さ対策は必須

  • 耳抜き対策を万全に離着陸時の気圧の変化で耳が痛くなる子どももいます。キャンディーを舐めさせたり、ストロー付きの飲み物を飲ませたり、赤ちゃんには授乳やおしゃぶりをさせましょう。
  • 着替えと防寒具機内は冷房が強く、想像以上に寒いことがあります。上着やおくるみ、ブランケットを一枚多めに用意しておきましょう。また、飲み物をこぼしたり、汗をかいたりしても安心なように、着替えも用意しておくと良いでしょう。

【機内での過ごし方】機内サービスを最大限に活用する

  • 機内エンターテイメント多くの航空会社では、子ども向けの映画やアニメ、ゲームが充実しています。座席にあるモニターを積極的に活用しましょう。
  • 「サプライズ」の活用飛行機に乗る直前に、新しいおもちゃを子どもにプレゼントしてみましょう。特に、シールブックやブロックなど、小さな手先を使う遊びはおすすめです。
  • 睡眠を促す飛行機に乗ってすぐは、子どもが興奮して寝られないことが多いですが、機体が安定してきたら、抱っこ紐や授乳、絵本などで、子どもの睡眠を促してみましょう。

まとめ

完璧でなくていい、楽しむ気持ちが一番大切

長距離移動は、大人にとっても子どもにとっても大変なものです。しかし、事前に少し工夫するだけで、その大変さは劇的に変わります。

完璧な対策を立てる必要はありません。今回ご紹介した中から、「これならできそう!」と思うものを一つでも試してみてください。

「大変な移動」も、「家族みんなで乗り越えた楽しい思い出」になります。事前準備を万全にして、最高の思い出作りの第一歩を踏み出しましょう。

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