3月は、卒業や入学、異動など、新しい生活への準備が本格化する時期であり、家族全体にとって様々なイベントが重なる忙しい月です。
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3月の主なイベントとその特徴
3月のイベントは、大きく分けて「季節の行事」「学校・園の行事」「家庭内のイベント」の3つに分類できます。これらが同時期に集中するため、計画的に準備を進めることが重要です。
季節の行事
- ひな祭り(3月3日): 桃の節句。女の子の健やかな成長を願う行事。
- ホワイトデー(3月14日): バレンタインデーのお返しをする日。
- 春分の日(3月20日頃): 家族でお墓参りをする習慣がある家庭も多い。
学校・園の行事
- 卒園式・卒業式: 幼稚園、小学校、中学校、高校など、様々な学校で実施されます。
- 謝恩会: 卒園・卒業式の後に行われる、先生方への感謝を伝える会。
- 学年末行事: 懇談会、荷物の持ち帰り、通知表配布など。
家庭内のイベント
- 新生活準備: 入学、進級、異動、転居など、4月からの新生活に向けた準備。
- 引っ越し: 転勤や進学に伴う引っ越し。
- 大掃除・衣替え: 季節の変わり目に向けた家事。
- 歓送迎会: 家族の転勤や異動に伴う、お世話になった人との会食。
各イベントでやるべきことと家族分担案
これらのイベントを効率よく乗り切るためには、「ママ一人で抱え込まない」ことが何よりも大切です。タスクを明確にし、家族(特にパパやお子さん)で分担できることは積極的に任せましょう。
1. 卒園式・卒業式・謝恩会

やるべきこと(ママが中心となるタスク)
- 服装の準備: ママ自身や家族の式典用のフォーマルウェアの準備(クリーニング、購入、レンタルなど)。
- 謝恩会の準備: 担当者の場合は、会場手配、プログラム作成、プレゼント選びなど。
- 写真・動画撮影: 当日の記念撮影係。
- 子供の身支度: 髪型、服装、持ち物の確認。
家族で分担できること
- パパ:
- 式典用の服装の準備: 自分のスーツや靴の手入れ。
- 当日の役割分担: 撮影係、ビデオ係、子供の見守り係など。
- 謝恩会への参加: 参加表明、会費の支払い。
- 荷物持ち: 卒業証書や花束、上履きなどの荷物持ち。
- お子さん:
- 持ち物管理: 卒園・卒業アルバムや記念品など、自分の荷物の管理。
- 身支度: できる範囲で着替えや靴の準備。
2. 新生活準備(入学、進級、異動、転居)
やるべきこと(タスクが多岐にわたる)
- 書類手続き: 役所や学校への提出書類の作成、住民票の移動など。
- 学用品の購入: ランドセル、机、文房具、体操服、制服などの購入。
- 保育園・学童保育の準備: 持ち物の記名、入園・進級グッズ(お弁当袋、コップ袋など)の手作りまたは購入。
- 部屋の模様替え: 勉強机の配置、部屋の整理。
- 転居の準備: 引っ越し業者の手配、不用品の処分、荷造り。
家族で分担できること
- パパ:
- 書類手続きの分担: 住民票や印鑑登録など、役所関係の手続き。
- 家具の組み立て・配置: 新しい家具の組み立て、部屋の模様替え。
- 転居作業: 重い荷物の運搬、引っ越し業者とのやり取り。
- お子さんの見守り: 準備作業中にお子さんを遊びに連れて行くなど、見守り役。
- お子さん:
- 荷物の整理: 自分のおもちゃや服の整理、不用品の選別。
- 持ち物への記名: できる年齢であれば、一緒に記名作業。
3. ひな祭り・ホワイトデー

やるべきこと(準備が比較的軽め)
- ひな祭り: 雛人形を飾る、ちらし寿司などのお祝い料理を作る。
- ホワイトデー: お返し用のプレゼントやお菓子の購入。
家族で分担できること
- パパ:
- 雛人形の飾り付け: 雛人形の飾り付けや片付けを一緒にやる。
- ホワイトデーの購入: 事前にお返しをリサーチし、購入する。
- お子さん:
- 飾り付けの手伝い: 雛人形の小物や桃の花を飾る手伝い。
- お料理の手伝い: ちらし寿司の具材を並べるなど、簡単な調理。
4. 大掃除・衣替え
やるべきこと(タスクが多岐にわたる)

- 衣替え: 冬物をしまい、春物を出す。クリーニングに出すものを選別。
- 大掃除: 普段行き届かない場所の掃除。
- 不用品の処分: 家族のサイズアウトした服やおもちゃ、使わなくなった家具などの処分。
家族で分担できること
- パパ:
- 重労働の担当: 高い場所の掃除、重い家具の移動、粗大ゴミの運び出し。
- 衣替え作業: パパ自身の服や、お子さんの服の整理。
- 不用品の処分: リサイクルショップへの持ち込み、フリマアプリでの出品。
- お子さん:
- おもちゃの整理: 自分のおもちゃで遊ばなくなったものの選別。
- 簡単な掃除: 窓拭きや床拭きなど、できる範囲の掃除。
- 衣替え: 自分自身の服のサイズアウトしたものの選別。
効率よく乗り切るためのポイント
タスクの見える化
- 3月にやるべきことを全て書き出し、カレンダーやアプリで共有しましょう。
- 「やることリスト」を作成し、完了したらチェックを入れることで、達成感を得られるだけでなく、タスクの漏れを防げます。
「やらないこと」を決める
- 全てを完璧にこなそうとするとパンクします。
- この時期は「手作りのお弁当袋は買う」「大掃除は窓拭きだけに絞る」など、「やらないこと」や「簡略化すること」を決める勇気も大切です。
外部サービスを活用する
- クリーニングサービス: 式典用のスーツやコートは、宅配クリーニングを利用して手間を省く。
- ミールキットや外食: 料理の時間を短縮するために、ミールキットやテイクアウト、外食を積極的に利用する。
- 家事代行サービス: 予算に余裕があれば、家事代行サービスを利用して大掃除や荷造りを手伝ってもらう。
自分を労わる時間を作る
- 忙しい中でも、数分でもいいので自分だけの時間を作りましょう。
- 好きな音楽を聴く、温かいお風呂にゆっくり浸かるなど、リラックスする時間を持つことで、心身の疲労回復に繋がります。
早めの準備
- 3月に入ってから慌てないように、2月から少しずつ準備を始めましょう。
- 入学・進級グッズの準備や大掃除は、早めに着手することで、3月の負担を大きく減らすことができます。
3月は様々なイベントが重なり大変な時期ですが、家族で協力し、タスクを分担することで、乗り越えることができます。
ママ一人で頑張りすぎず、家族みんなで「チーム」としてこの時期を乗り切る意識を持つことが、何よりも重要です。
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