原因と根本ケア、メイク術を徹底解説
「鼻の横にできる白いぽつぽつ。角栓かなと思ってケアしているのに、全然良くならない…」「ファンデーションを塗ると、凸凹が逆に目立ってしまって最悪…」
小鼻の横にできる白いぽつぽつ。それは、多くの人が抱える、とてもやっかいな肌悩みです。
正体は角栓のようにも見えますが、実は単なる毛穴の詰まりではない可能性があります。
もしあなたが、頑張ってスキンケアやメイクをしているのに一向に改善しないと悩んでいるなら、それはもしかしたら、「ケアの方法」や「白いぽつぽつの正体」が、あなたの想像とは違うのかもしれません。
今回は、この白いぽつぽつの正体を解き明かし、根本から解決するためのスキンケア、そしてファンデーションを塗っても目立たなくするための「魔法のメイク術」を徹底的に解説します。
その白いぽつぽつ、本当に角栓?正体は「毛穴の詰まり」だけじゃない
小鼻の横にできる白いぽつぽつは、一見すると角栓(皮脂と古い角質の塊)のように見えますが、実は別の原因が隠れていることがあります。あなたの白いぽつぽつは、どのタイプに当てはまるかチェックしてみましょう。
タイプ① 初期段階の「白角栓」
これは最も一般的なタイプです。毛穴に詰まった皮脂や古い角質が、まだ空気に触れていないため白い塊になっています。指で触るとザラザラとした感触があります。
- 特徴: 鼻の頭や小鼻の横によくできる。
- ファンデとの相性: ファンデーションが毛穴に落ち込み、ぽつぽつの周りが白く浮いて見える。

タイプ② 肌の乾燥による「未熟な角質」
肌が極度に乾燥すると、ターンオーバーが乱れ、剥がれ落ちるはずの未熟な角質細胞が肌表面に留まります。これが毛穴の周りに蓄積し、白いぽつぽつに見えることがあります。
- 特徴: 全体的に乾燥している肌にできやすい。ザラつきがあり、化粧水が浸透しにくい。
- ファンデとの相性: ファンデーションの粉が角質に絡みつき、粉浮きしてより目立ってしまう。
タイプ③ 遺伝的な体質による「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」
これは角栓でも、乾燥でもありません。皮膚の表皮にできる直径1〜2mm程度の、白く硬いポツポツとした粒です。肌の代謝機能の低下が原因とも言われ、目の周りや、肌の薄い部分にもできやすいのが特徴です。
- 特徴: 指で押しても潰れないほど硬い。
- ファンデとの相性: ファンデーションを塗っても隠せず、逆に凹凸が際立ってしまう。
タイプ別!ファンデを塗っても目立たない「根本ケア」と「メイク術」
白いぽつぽつの正体によって、ケアの方法とメイク術はまったく異なります。ご自身のタイプに合わせて、正しいケアとメイク術を実践しましょう。
タイプ① 白角栓に悩むあなたへ
【根本ケア】
白角栓は、余分な皮脂と古い角質を優しく取り除くことが重要です。
- 正しい洗顔とクレンジング: メイクはオイルクレンジングで丁寧に落としましょう。特に小鼻の横は、クレンジングをなじませた後、少量のぬるま湯を加えて「乳化」させ、指の腹で優しくマッサージします。
- 酵素洗顔: 週に1〜2回、酵素洗顔パウダーで毛穴の奥の汚れを分解し、肌のターンオーバーを整えましょう。

【メイク術】
ファンデーションを塗る前に、ひと手間加えるだけで仕上がりが大きく変わります。
- 下地で毛穴をフラットに: ファンデーションを塗る前に、シリコン系の毛穴用下地を薄く塗り込みましょう。毛穴の凹凸を埋めることで、ファンデーションの密着度が高まり、毛穴落ちを防ぎます。
- ファンデーションは薄く、パフでポンポンと: ファンデーションは厚塗りせず、少量ずつ、パフで毛穴を埋めるようにポンポンと叩き込むようにして塗布しましょう。

タイプ② 肌の乾燥による「未熟な角質」に悩むあなたへ
【根本ケア】
乾燥による未熟な角質には、保湿ケアが最も重要です。
- 徹底的な保湿: 洗顔後はすぐに、たっぷりの化粧水で肌に水分を与えましょう。特に乾燥が気になる部分には、セラミドやヒアルロン酸配合の化粧水や美容液を重ね付けします。
- 摩擦を避ける: スキンケアをする際も、肌をゴシゴシこすらず、優しく手のひらで包み込むようにしてなじませましょう。
【メイク術】
粉浮きを防ぐために、保湿力のあるアイテムを選びましょう。
- ツヤ系の下地・ファンデーション: マットタイプは粉浮きしやすいため、保湿成分が配合されたツヤ感のあるリキッドファンデーションや、クッションファンデーションがおすすめです。
- ミストで潤いをチャージ: メイクの仕上げに、保湿ミストを顔全体に吹きかけると、メイクが肌になじみ、乾燥による粉浮きを防ぐことができます。

タイプ③ 稗粒腫に悩むあなたへ
【根本ケア】
稗粒腫は、スキンケアやメイクで改善することは難しいです。無理に自分で潰そうとすると、肌に跡が残る可能性があるので絶対にやめましょう。
- 皮膚科を受診: 稗粒腫は、皮膚科で簡単に治療できます。レーザー治療や、小さな針で穴を開けて中身を押し出す治療法があり、痕もほとんど残りません。
【メイク術】
凹凸を無理に隠そうとすると、かえって目立ってしまいます。
- コンシーラーは使わない: 厚塗りは逆効果です。コンシーラーで隠そうとせず、ファンデーションも薄く塗りましょう。
まとめ:正しい知識とメイク術で、つるつるの肌へ
小鼻の横の白いぽつぽつは、その原因によって対策が全く異なります。
頑張ってケアしているのに改善しないと感じているなら、まずはご自身の白いぽつぽつの正体を見極めることが大切です。
そして、それぞれのタイプに合わせた正しいケアを続けること。さらに、ファンデーションの力を借りて、気になる部分を上手にカバーすることで、メイクをしても自信が持てる、つるつるの肌を手に入れることができます。
一人で悩まず、今日から正しいケアを始めて、鏡を見るのが楽しみになるような美肌を目指しましょう!
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