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親の分担と持ち物リストで当日も安心
「いよいよ、運動会だ!」「遠足の日が待ち遠しいね!」
子どもたちのワクワクした声を聞くと、親としても胸が踊りますよね。しかし、その一方で、「何を準備すればいいんだろう?」「あれもこれも準備しなきゃ…」と、ちょっぴりプレッシャーを感じるのも、また親の正直な気持ちではないでしょうか。
特に、子どもの年齢や学年が上がるにつれて、準備の仕方も少しずつ変わってきます。
今回は、運動会や遠足の準備について、年齢・学年別にやるべきことや親の分担のコツ、そして必須の持ち物リストを徹底的に分析。今回はお弁当なし、午前中開催の運動会を想定し、より実践的な準備マニュアルとしてまとめました。
運動会・遠足の準備、なぜ大変なの?
運動会や遠足の準備が大変だと感じるのには、いくつか共通の理由があります。
- 情報収集の大変さ: 学校や園から配られるプリントを読み込む時間がない、重要な情報を見落としがち。
- 持ち物リストの複雑さ: 年齢が低いほど、親が用意する持ち物が多く、うっかり忘れ物をしてしまいがち。
- 子どもの協力の難しさ: 特に未就学児の場合、自分で準備をすることは難しく、親がすべて段取りを組む必要があります。
- 分担の難しさ: 夫婦共働きの場合、誰がいつ、何を準備するのか役割分担が難しく、負担が一方に偏ってしまうことも。
このような課題を解決するために、まずは年齢・学年別の準備のポイントを押さえることが重要です。

【年齢別】準備の進め方と親の分担のコツ
子どもの成長段階に合わせて、準備のやり方を変えていくのが賢い方法です。
未就園児(0〜2歳)
- やるべきこと: この年齢の子どもは、すべての準備を親がする必要があります。当日の着替えや離乳食・おやつなど、子どもの世話に必要なものを完璧に揃えておきましょう。
- 準備のコツ: 事前に持ち物リストを作成し、チェックしながらバッグに詰めていくと忘れ物が防げます。
- 親の分担: 当日は、夫婦で役割分担をしましょう。一人が子どもの見守り、もう一人が荷物番や飲み物・おやつの準備をするなど、協力体制を整えることで、余裕をもって子どもの応援ができます。
年少・年中(3〜4歳)
- やるべきこと: 「遠足で履く靴はどれにする?」「運動会で使う水筒は?」など、簡単な準備を子どもと一緒に進めることで、イベントへの期待感を高められます。
- 準備のコツ: 子どもが持ち物を自分で確認できるよう、持ち物リストを絵で描いてみましょう。リュックサックに水筒を入れる、タオルを畳むなど、簡単な作業は子どもに任せると、自立心を育む良い機会になります。
- 親の分担: 当日の写真撮影やビデオ撮影、そして子どものお弁当なしの軽食準備を分担しましょう。見どころを事前に把握しておくと、撮影チャンスを逃しません。

年長(5歳)
- やるべきこと: 自分で持ち物リストをチェックし、準備をほぼ一人でできるよう促しましょう。親は最終チェックをする程度に。
- 準備のコツ: 運動会の応援グッズ(手作りの旗など)を一緒に作ると、準備の段階から親子の思い出になります。
- 親の分担: 運動会では最後の年であることも多いので、撮影やビデオ撮影に加えて、子どもの活躍をしっかり目に焼き付けるための役割を分担しましょう。
小学校低学年(1〜2年生)
- やるべきこと: ランドセルを背負って通学するようになり、自分で身の回りのことができるようになります。持ち物リストを渡して、自分で準備をさせましょう。
- 準備のコツ: 遠足のおやつ選びは、事前に予算や個数を伝えて、子どもに選ばせることで、計画性や自制心を養う良い機会になります。
- 親の分担: 運動会がお弁当なしなので、朝食をしっかり食べさせること、当日の観戦場所の確保などを分担しましょう。
小学校中学年(3〜4年生)
- やるべきこと: ほぼ自分で準備ができるようになります。親は、持ち物の最終チェックと、必要に応じて買い出しをサポートする程度で大丈夫です。
- 準備のコツ: 遠足のしおりなどを一緒に読み込み、どんな場所に行くのか、どんな活動をするのかを話すことで、子どもの興味を引き出せます。
- 親の分担: 当日の撮影やビデオ撮影は、スマホだけでなく、一眼レフやビデオカメラなどを使うことで、より良い思い出を残せる役割を分担しましょう。
小学校高学年(5〜6年生)
- やるべきこと: 持ち物の準備は、子ども自身が責任を持って行います。親は、必要なものを事前に買い揃えてあげるサポートをすれば十分です。
- 準備のコツ: 遠足の持ち物で、モバイルバッテリーや常備薬が必要になることもあります。子ども自身に使い方や注意点をしっかり伝えておきましょう。
- 親の分担: この時期になると、準備の分担よりも、当日の子どもの活躍を応援することに集中できます。
運動会(午前中開催)の準備マニュアル
お弁当なしの午前中開催の場合、準備の負担がぐっと減ります。その分、当日の朝食をしっかり食べさせること、そして応援に集中するための準備が大切になります。

必須の持ち物リスト
- レジャーシート(座る人数+αのサイズ)
- 飲み物(水筒とペットボトル飲料)
- タオル、汗拭きシート
- 帽子、日傘、日焼け止め
- カメラ、スマートフォン、モバイルバッテリー
あると便利な持ち物リスト
- クッションや座布団(硬い地面でも快適に座れる)
- 双眼鏡(遠くの種目もはっきり見られる)
- ウェットティッシュ、除菌スプレー
- 虫除けスプレー、かゆみ止め
- 保冷バッグ(飲み物を冷たいまま保てる)
- 折り畳みの小さな椅子
親の分担のコツ
- 早朝の場所取り係: 一人が朝早く行ってレジャーシートを広げ、場所を確保する。
- 撮影係: 一人が写真、もう一人がビデオと、役割を決めておくと撮り逃しがありません。
- 休憩・水分補給係: 子どもが競技と競技の間に戻ってきたときに、すぐに飲み物やタオルを渡せるように準備しておきましょう。
遠足の準備マニュアル
遠足も、持ち物リストは学校や園によって指定されることが多いので、しっかり確認しましょう。
必須の持ち物リスト
- リュックサック(両手が空くものが良い)
- お弁当
- 水筒(中身は水かお茶が基本)
- ハンカチ、ティッシュ
- おやつ(事前に予算や個数を確認)
- レジャーシート(小さな一人用のものでOK)
あると便利な持ち物リスト
- 酔い止め薬(バス酔いが心配な場合)
- ビニール袋(お弁当のごみや汚れた物を入れる用)
- 絆創膏(念のため)
- 予備のおやつ(おやつ交換でなくなってしまうことも)
親の分担のコツ
- 買い物係: 遠足のおやつや必要な物をまとめて買いに行く。
- 名前書き係: 持ち物すべてに名前を書くのは一苦労です。名前書きを分担したり、スタンプなどを活用したりしましょう。
- 前日準備係: 子どもと一緒に持ち物チェックを行い、忘れ物がないか最終確認をします。

運動会・遠足当日を快適に過ごすための裏ワザ
- レジャーシートの選び方: 裏面がアルミシートになっているものを選ぶと、地面の熱や冷たさを防げます。クッション性のあるものを選ぶと、長時間座っていても快適です。
- 暑さ対策グッズ: 凍らせたペットボトル飲料は、飲み物としてはもちろん、保冷剤代わりにもなって一石二鳥です。塩分タブレットや、携帯用扇風機もおすすめです。
- 持ち物リストの活用法: 学校や園からもらう持ち物リストをコピーし、必要なものを入れたらチェックを入れるようにしましょう。子どもと一緒に準備することで、責任感も育めます。
- 服装: 運動会当日は、動きやすく、汚れても良い服装を選びましょう。
親子で楽しむ!準備から本番までを最高の思い出に
運動会や遠足の準備は、大変なことも多いですが、それはお子さんの成長をサポートする大切な時間でもあります。
「自分で準備できた!」
「ママと一緒に作った!」
子どもの自信や喜びは、親と一緒に準備をする中で育まれます。
完璧な準備を目指すよりも、親子で協力しながら進める過程を楽しみ、本番では子どもの最高の笑顔を応援することに集中しましょう。
準備万端で、お子さんの成長の瞬間を心ゆくまで満喫してください!
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