【真実を知って】それ、間違った紫外線対策かも?

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5月の肌を守る3つの新常識

「日焼け止めを塗っているから大丈夫」「曇りの日だから焼けない」…

そう思って、ついつい紫外線対策に油断してしまうことはありませんか?

実は、これらの常識だと思っていることが、かえって肌にダメージを与えている可能性があります。5月は、紫外線量が急増し、肌が最もデリケートな時期。間違った対策が、将来のシミやシワを招いてしまうかもしれません。

今回は、多くの人が陥りがちな紫外線対策の3つの誤解を解き明かし、「本当に肌を守るための新常識」を徹底解説します。


誤解① 日焼け止めを塗れば、あとは大丈夫!

日焼け止めは、紫外線対策の「要」であることは間違いありません。しかし、ただ塗るだけでは不十分です。

誤解が生む「日焼け止めの落とし穴」

  • 落とし穴① 塗る量が足りない:
    • 多くの人が、メーカーが推奨する量の半分以下しか塗っていないと言われています。量が少ないと、日焼け止めの効果は著しく低下します。顔全体には、500円玉大の量を目安に、たっぷりと塗りましょう。
  • 落とし穴② 塗り直しをしない:
    • 日焼け止めの成分は、汗や皮脂、摩擦で少しずつ落ちていきます。特に、外出時間が長い場合や汗をかきやすい季節は、2〜3時間おきに塗り直すことが必須です。
  • 落とし穴③ 日差しを直接浴びる:
    • どんなに強力な日焼け止めでも、紫外線を100%カットすることはできません。日焼け止めと合わせて、物理的な遮光(日傘、帽子、サングラス)を組み合わせることが、肌へのダメージを最小限に抑える鉄則です。

誤解② 曇りの日や室内では日焼けしない!

この誤解が、5月の「隠れダメージ」を増やす最大の原因です。

誤解が生む「油断の代償」

  • 曇りの日でも紫外線は降り注いでいる:
    • 曇りの日でも、晴天時の約60%の紫外線が地上に届いています。紫外線は雲を透過するため、雲が多い日でも油断はできません。
  • 窓ガラスを透過するUV-Aの恐怖:
    • シミやそばかすの原因となるUV-Bは窓ガラスにブロックされますが、シワやたるみの原因となるUV-Aは窓ガラスを透過します。そのため、在宅勤務や家でのんびり過ごす時間も、窓際で過ごす場合は注意が必要です。

誤解③ 敏感肌だから、日焼け止めは肌に悪そう…

日焼け止めは肌に刺激があると思われがちですが、最近は肌に優しい処方のものが増えています。

誤解が生む「肌トラブルの連鎖」

  • 日焼け止めを塗らないリスク:
    • 日焼け止めを塗らずに紫外線を浴びる方が、肌へのダメージははるかに大きいです。紫外線は肌のバリア機能を低下させ、さらに敏感肌を悪化させてしまう可能性があります。
  • 肌に合う日焼け止めを選べば大丈夫:
    • 紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル): 紫外線散乱剤のみを使用した日焼け止めは、肌への刺激が少ないとされています。
    • 保湿成分配合: セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたものは、乾燥を防ぎ、肌のバリア機能をサポートします。
    • パッチテスト: 初めて使う製品は、腕の内側などで事前にパッチテストを行い、肌に合うか確認しましょう。

新常識① 紫外線は「守る」だけでなく「攻める」ケアへ

紫外線から肌を守るだけでなく、受けてしまったダメージを修復する「攻めのケア」を取り入れることが、未来の美肌を育む鍵です。

守り:ダメージを最小限に抑える

  • 「日焼け止め+物理的遮光」の徹底: 日焼け止めと帽子や日傘を必ず併用しましょう。
  • 肌に優しい日焼け止め: 肌質に合った、低刺激な日焼け止めを選びましょう。

攻め:ダメージを回復させる

  • 美白美容液の導入: 紫外線を浴びた夜は、ビタミンC誘導体トラネキサム酸などの美白有効成分が配合された美容液を使いましょう。
  • 肌のターンオーバーを整える: 紫外線ダメージで乱れたターンオーバーを整えるために、レチノールピーリングケアを適切な頻度で取り入れましょう。

新常識② 紫外線対策は「塗る」だけじゃない!内側からのケアで肌の土台を強くする

肌を外側から守るだけでなく、内側から紫外線に負けない肌を作ることも重要です。

食事で美肌力を高める

  • 抗酸化食材: ビタミンC(いちご、キウイ)、ビタミンE(アボカド、ナッツ)、リコピン(トマト)など、抗酸化作用のある食材を積極的に摂り、紫外線ダメージで発生する活性酸素から肌を守りましょう。
  • 腸活: 腸内環境を整えることは、肌のバリア機能を高め、健康的な肌を作る土台となります。ヨーグルトや納豆などの発酵食品を意識して摂りましょう。

質の良い睡眠

  • 睡眠中に分泌される成長ホルモンは、紫外線によって傷ついた肌細胞の修復を促す役割を担っています。寝る1時間前からはスマートフォンを触らないなど、質の良い睡眠を確保しましょう。

5月は、紫外線対策の真価が問われる季節です。今日から「正しい」対策を実践して、将来の自分に自信を持てる美肌を育てていきましょう。

【実践編】5月の肌を守り抜く!プロが教える美肌ルーティン

「日焼け止めを塗るだけでは不十分」「曇りの日でも油断は禁物」など、多くの人が陥りがちな誤解を解き明かした今、いよいよその知識を具体的な行動へと移す時です。

ここでは、美肌を育むために欠かせない、効果的なスキンケアのルーティンをご紹介します。


朝の守りルーティン:日中のダメージをブロック

朝のスキンケアは、1日を通して肌を紫外線や外部刺激から守るための「鎧」をまとう時間です。

ステップやることポイント
洗顔余分な皮脂を優しく洗い流す寝ている間にかいた汗や皮脂を、ぬるま湯と肌に優しい洗顔料で洗い流します。ゴシゴシこすらず、泡のクッションで優しく洗いましょう。
化粧水肌に潤いをチャージコットンではなく、手のひらで化粧水を温めてから、顔全体に優しくハンドプレスして浸透させます。乾燥が気になる部分には重ねづけを。
美容液守りの成分を補給ビタミンC誘導体配合の美容液は、メラニン生成を抑制し、抗酸化作用で紫外線ダメージから肌を守る効果が期待できます。
乳液・クリーム潤いにしっかりフタをする化粧水や美容液で与えた潤いを閉じ込めるために、乳液やクリームで肌全体にフタをします。ベタつきが気になる方は、軽めのジェルタイプを選ぶと良いでしょう。
日焼け止め紫外線対策の最終兵器顔全体に500円玉大の量をムラなく丁寧に塗布します。塗り忘れやすい首や耳、デコルテにもしっかりと塗りましょう。
+α物理的遮光の準備日傘、帽子、サングラスなど、日焼け止めと合わせて物理的に紫外線を遮るアイテムを準備しましょう。

夜の攻めルーティン:ダメージを回復&修復

夜のスキンケアは、日中に受けた紫外線ダメージを修復し、肌を健やかな状態に戻すための「攻め」の時間です。

ステップやることポイント
クレンジング汚れを徹底的にオフする帰宅後は、メイクや日焼け止め、空気中の汚れを、肌に負担をかけないクレンジング剤で丁寧に落とします。
洗顔泡で優しく洗い上げる洗顔料をしっかり泡立て、摩擦を起こさないように優しく洗いましょう。
化粧水潤いを満たし、肌を鎮静紫外線で乾燥した肌に、たっぷり水分を補給します。抗炎症成分(グリチルリチン酸2Kなど)配合の化粧水もおすすめです。
美白美容液ダメージを集中ケアハイドロキノントラネキサム酸など、夜に集中して使う美白有効成分配合の美容液で、メラニンの生成を抑制しましょう。
クリーム肌の修復を促すレチノールビタミンEなど、肌のターンオーバーをサポートする成分配合のクリームで、肌の修復力を高めましょう。
+αスペシャルケア週に1〜2回のピーリングケアや、シートマスクで保湿と美白を集中ケアすると、さらに効果が高まります。

このルーティンを毎日続けることで、5月の強力な紫外線に負けない、健やかで美しい肌を育てることができます。あなたのライフスタイルに合った形で取り入れてみてください。

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